新年のご挨拶

 パンデミック前の日本の債務はGDP の約2.5 倍。パンデミック後、日本経済は、新たに100 兆円以上の債務を背負うことになりました。将来負担が限界に来ていると思われる日本で、私たちは、国民の生命身体の安全と経済の重要性という二兎を追いながら、絶妙で適切なバランスをとらなければなりません。今は緊急事態のまさに渦中です。政府の方針も揺れに揺れざるをえないのが実態といえましょう。

 しかし、いずれこの問題は終期を迎えます。その時、この1 年で溜まりに溜まっているコロナ前の世界に戻ろうとする経済的な引力が、強く働いてくるでしょう。そして他方で、コロナ後の世界を待っていた新しい芽のパワーが勢いを出してくるでしょう。パンデミック後の私たちは、今度は、旧時代への経済の引力といくつか現れる新しい世界への突破力の挾間で、どのように適切なバランスをとっていくのかという問題に必ず突き当たります。

 私たちは、昨年4 月1 日、神戸シティ法律事務所2.0をスタートさせました。震災後の25 年を経過し、「喜びと笑顔に出会うために」という大きな理念を実現するために「感謝」「謙虚」そして「勇気」をモットーとして、「所員の物心両面での幸福」「弁護士としての哲学(法・のり)」「判断基準(行動原理)と考え方」を追求することを新しく掲げ、私たちの仕事のあり方を変えてみようという取り組みを開始いたしました。

 with コロナ、そしてafter コロナの時代。突きつけられる適切で絶妙な新しいバランスを求めて、皆様方とともにご一緒に歩ませていただきたいと考えています。

 1994 年の設立からこの2 月1 日で満27 年となります。さらに所員一丸となって社会に貢献してまいりたいと考えております。

 新しい年を迎えるにあたり、今年も神戸シティ法律事務所に熱いご期待をいただければ幸いです。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

               2021年1月

弁護士法人神戸シティ法律事務所

代表社員 弁護士  井 口 寛 司
  

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